07/23（金）　渋谷　La-mama　【ONE BAND ONLY】


　"We are Traveli'n Band!!!"
　JOEさんのこの第一声でライブが始まった。
　何とも懐かしい事か。New Albumをひっさげてのライブツアーなのに、この一声でタイムスリップしそうになってしまった（笑）。一瞬だけだが。しかし、この曲を聴くのも久しぶりだ。それだけ、このツアーにかける意気込みが強いと言う事だろう。そして２曲目が「DRIVIN' BOOGIE」。これはもう、アルバムに収録される前からライブではお馴染みの曲で、ライブのオープニングには打ってつけの曲だと思う。勢いがあって、そこから一歩を踏み出す力を思い出させてくれる。大好きな曲だ。３曲目も新しいアルバムから。JOEさんの書く詞は、風刺が効いていたりする。それがすんなり入ってくるのは、何を気負う事無く自分の言葉で書かれているからだろう。
　約一ヶ月振りの東京でのライブ、最初のMCはAMIさんの衣装の話から始まった（笑）。今回はJOEさんの赤いジャケットと似たような青いジャケットを着用。AMIさんの今までの衣装についてのコメント（HARA-chanだったかな？）は、「ツアー中、ずっと寝巻きで通してた」とのこと（笑）。「BAD BOYS ROCKの人みたい」とも言われてました（笑）。ちなみに、今回の衣装は誰かに言われて強制的にしたわけではなく、AMIさんが「自発的に」決めたものだそうです。
　それから「今日は懐かしい曲とやらもご用意しております」とのJOEさんの言葉と降り、新旧取り混ぜたSET LIST。ただし、「若い頃の曲はちょっと息切れします」とも（笑）。いえいえ、全然そんな風には見えませんから。それから今後のスケジュールを小出しに発表。8/18の高円寺「抱瓶」でのツアーファイナル、アコースティックライブについて。「二部構成で」とJOEさんが言った瞬間にHARA-chanが「ナヌ？！」と言ったのも気にせず（笑）、「２ステージやります。簡単に言うとディナーショーです」と言い切っていた。ま、居酒屋でのライブなのでね、飲み食いするだろうし、ディナーショーと言うのもあながち嘘ではないですがね（笑）。
　そしてそれから「SIONという偉大な歌手の唄を」と「午前３時の街角で」を唄った。SIONの唄うオリジナルももちろん大好きなのだが、JOEさんの唄うのもいいなと思う今日この頃。決してSIONのマネじゃなく、自分のものとして唄っているあたりに、JOEさんのSIONへの並々成らぬ思い入れを感じるのはきっと勘ぐり過ぎなんだろう。「SECRET GAME」では、100点ではないけれど合格点をもらい、ここでまたNew Albumの宣伝をひとしきりした後に.....「あ！あんなところに大矢侑史君が！」とJOEさんが言い、「ナヌ？！」とHARA-chanも叫ぶ。再びJOEさんが「出る気マンマンで、髪の毛もちょっと立ってます」と、客席後方の大矢侑史さんをステージへ招き入れた。「こんなフリだと出辛いわ」と言いながら侑史さんは苦笑いをしてました（笑）。
　そしてボーカルマイクを侑史さんに託し、JOEさんは一旦ステージから降り、侑史さんが「クラウディア」（大矢侑史 AND THE BALANCEの曲）という曲を唄った。それからJOEさんが再びステージへ登場し、今度は二人で「BAD IS FUN」を唄ってくれた。好きな唄い手が一緒のステージに立って唄ってくれるというのは本当に嬉しい。こんなこと、イベントの最後のセッションくらいしかないし、滅多に無い事なのでね。唄い終わるとまたまたJOEさんがある物を発見！「あ！こんなところにバイオリンが！」と。そのちょっと前から丸見えだったんですけどね、バイオリンは（笑）。で、JOEさんいはく「禁断のバラード」をアルバムと同じように侑史さんのバイオリンと一緒にライブで初披露してくれました。歌詞も曲もゆったりとして優しく、聴いていて気持ちが暖かくなるようなそんな曲。侑史さんのバイオリンがそれをさらに増幅させて...今日聴けるとは思っていなかっただけに、聴けて嬉しかった。侑史さんのバイオリンは、SHADY時代に聴いた事があったけれど、やはり良いですね。JOEさんじゃあないけれど、目がハートになっていたかも（笑）。盛大なる拍手でもって侑史さんを送り出し、後はもうラストまでノリノリのロックンロールで！TV-FREAK(NEW ALBUMを出してくれたレコード会社です）の社長であるリョージ氏（POT SHOT)の為に「Born Under The Lucky-Moon」を。ここでも新旧取り混ぜて、本編ラストは「赤い血よめぐれ」で締められた。
　アンコールの拍手と声とが響くと、G.D.メンバーがステージに再度登場。９月に開催される"CHERRY BOMB NIGHT VOL.13"の出演者等を軽く紹介し、「みんなにいい酒を呑んでもらいたいと言う唄を」と３曲。アンコール２回目は、どうもありがとう！と言いながらの登場。そして秋のライブの告知！CHERRY BOMB NIGHTともう一つ追加発表された。11月に19周年記念ライブをやるという。来年はもちろん20周年。これは前哨戦ということで（笑）。後の予定は、メンバーにはオイオイ（笑）知らせるそうです。で、ここでHARA-chanから「オイオイかい？！」とツッコミが入ってました。他のメンバーはただただ笑うばかり（笑）。本気かネタかわからないところがまた何とも言えないのですが（笑）
「楽しもうか、ね！」と「Party Allnight」を。まだまだこれから？！
　アンコール、３回目もやってくれました。ありがとう！
　JOEさんが「やるかー！」と叫ぶとお客さんも「Yaeh！」と返してくる。お客さんに向かって11月の19周年記念ライブについて念を押した後、新潟とかも9月にあるようで、それについては「オイオイ、メンバーには言いますけど」とのこと。ここまでくるとHARA-chanも心得たもので「オイオイお願いします」と返していた（笑）。「Born To Lose」と「A Rebellious Hero」の２曲を演奏。今回のライブはNEW ALBUMの発売記念と言いながらも新曲中心ではあったが、見事に新旧取り混ぜた構成で楽しませてくれた。これはあくまでも私見であるけれど、そんな構成でも格別違和感を感じさせないのは、上手く言えないが、ロックンロールし続けるということが根幹にあり、またそれに甘えることなく前に進み続ける力をG.D.は持ち続けていようとしているからではないだろうか。
「20周年に向けて、バンバンやっていこうと思うので、応援よろしくお願いします」と少し笑いの混じった口調であったが、JOEさんが言った。その言葉が今も胸に残ってる。
　19周年、20周年その先もずっとG.D.のロックンロールを聴き続けていきたいと思ったライブだった。ont>