04/01（木） 渋谷 La-mama ONE BAND ONLY
久しぶりの東京でのライブ、しかも昨年の秋以来のワンマンだ。そして、La-mamaの中に入ってLa-mamaのフリーペーパーを読むと、JOEさんのコメントが載っていた。何とメンバー全員が歌うと書かれていた。そう言えば、２月のNEST SALOONではDEBU-chanとAMIさんが歌ったと聞いていた。La-mamaでも聞けるとは嬉しい限りだ。と、時間になり客電が消えてライブの始まりを告げるSEが...いつもと同じですが？いつもと同じに始まるのか？と思っているとDEBU-chan登場！ジャケットにサングラスで！（足下は赤いスニーカーでしたが）。そして、なかなか良い声で歌いだしたのは石原裕次郎の「夜霧よ今夜もありがとう」だった。いやはや、もう、裕次郎になりきったようなパフォーマンスで最高でした。曲の終わりには「夜霧よ今夜もありがとう、みんなもありがとう」と渋く決め、最前のお客さん達に握手なんかもしてたりして。渋い！渋すぎるよ、DEBU-chan！
そして、DEBU-chanの歌が終わると新たにSEが流れメンバーが花道を通って次々とステージへ登場。SEが予想以上に長かったのか、JOEさんがまだ？もう少しあるんだっけ？とか言っていたのが聞こえた。いつものSEじゃなかったからね（笑）。SEが終わり、JOEさんが「DEBUに大きな拍手を！」と。そして１曲目の「Drivin' Boogie」が始まった。かっこいい曲です。最近の一番はこれかな？今度のアルバムに入ってるといいな。続いてお馴染みの曲を２曲。それからJOEさんが「DEBU & G.D.FLICKERSです」と挨拶を（笑）。えーと、ムード歌謡のグループですか？（笑）。そしてそして、「今日は嘘をついて良い日なので」と前置きをして「全員が歌います」と宣言。ということは、DEBU-chanとAMIちゃんの歌だけでなく、HAKUEIさんやHARA-chanの歌も聞けると言うことだろうか？「気が向いたら」をやたらと強調はしているけど。
曲は新旧取り混ぜて次から次へと歌われていき...いつもは終盤にやることが多い「テロリスト」や「もっとやさしく」が今回は中盤に歌われた。この２曲、つい先日、知人がJOEさんのモノマネをやってくれまして、それが似てるんですヨ。ふいにそれが思い出されてツイ噴き出しそうに...スミマセン。笑うトコじゃないのに。でも、ま、見えてないでしょう。ロックスターは照明を浴びてて客席見えてないって言ってたし。
２度目のMCでは、５月２６日に発売されるNEW ALBUMについて。『BLOOD AND THUNDER』で「血と雷」と覚えて下さいとのこと。でも本当はイミ違うらしいです。で、全１１曲中７曲にAMIさんが参加。とすると、残り４曲は岡本さん？それとも他のゲストミュージシャンだろうか？楽しみが増えました。で、アルバム発売後の６月の終わりから「いっぱい」ライブに廻るそうだ。『G.D.にとってはここ数年無いくらい頑張っちゃう』そうですので。スケジュール発表が楽しみだ。
そして、「ちょっと古い曲を」「何たってワンマンショー」「やりたい放題ですから」等等の後に「こんなMCの後にやる曲ではないです」と始まったのは「LONELY GOOD DAYS」。確かに（笑）。でも、久し振りに聴いた。ここのところ、イベント等で対バンがありのライブばかりだったからかな？こういう曲が聴けるので、やっぱりワンマンは嬉しいです。そして「My Sweet Room」。この、ライブならではの歌い方、とても好きです。HARA-chanのアコギもHAKUEIさんのギターソロも最高でした。
で、演奏が終わった後に「どうもありがとう！やり放題ですわ（笑）」とJOEさん。それから、最初に言った通り全員歌うと言って、AMIさんの紹介から始めた。何せ、AMIさん参加後、初の東京でのワンマンなので、改めて紹介とのことだ。そしてここからおもむろにAMIさんヒストリーが始まった！まるで、結婚披露宴での新郎新婦の略歴紹介のようで面白かったです。知らない人の為にと、YANKEES結成からCHARISMAの活動休止に至まで、ワリと要所要所細かく語ってくれて、いったんJOEさんが終わらせようとしたのかな？と言うところでHARA-chanが、そこまで言ったんだったら最後まで、と（笑）。東京出身ながら現在は大阪在住で、大阪からG.D.のリハに通ってるそうです。で、AMIさんの歌。ホント、長いフリでした。ただ、AMIさんいはく、ヒストリーには「ちょっと違う」ところもあるそうです。AMIさんが中央のマイクでブロットロッカーズ時代の歌「だからダーリン」を歌い、続いてHAKUEIさんが「偉い人への手紙」を歌った。HAKUEIさんの歌聴くのも久し振りだー。さすがワンマンショー！
そして「西新宿で」でJOEさんが革ジャンから黒いジャケットに着替えて再登場。
４回目のMC（やっぱワンマンはMCも多くて良いですねー）は、３月に発売されたニューロティカのトリビュート盤のこと。G.D.も１曲参加してます。あっちゃんネタでひとしきり笑いを取った後、「Party Allnight」。「風向きは変わる〜I'll take a chance〜」の時はJOEさんのメインのところ以外で、HAKUEIさん、HARA-chan、AMIさんが順番に歌い、ここでも「全員歌う！」を実践。公約（？）通りです（笑）。そして「戻れない」。AMIさんが参加したライブを初めて見た時もこの曲をやっていたんだけど、その時はこの曲のと気が一番AMIさんが活き活きして見えたんだけど。今は曲もたくさん覚えて慣れて来たのか、全ての曲で楽しそうに感じられる。
アンコール１発目はHARA-chan！まさか「風向きは変わる〜I'll take a chance〜」のワンコーラスで終わる訳はないと思っていたけれど。これで本当に全員がメインボーカルを取った。「久々のヤツを一発」と「イヤな奴」を熱唱。そしてJOEさんが登場してカバー曲を２曲。もうね、原曲の方を忘れそうです（笑）。
アンコール２回目。「いっぱい来てくれてありがとう」とJOEさん。まずは今後のスケジュールの発表。5/15、ロフトと言ったまでは良かったが、客席はともかく、メンバーも「寝耳に水」という感じで。JOEさんはそんな様子を見て「間違ってる？」と不安顔。しかし、何の事は無い。JOEさんがメンバーに伝えてないだけで...それに気付いて「びっくりしたー間違ってるかと思った」と（笑）。いや、そういう問題じゃないってと心の中でつっこみました。そして5/21、エリア。これもメンバーに言って無かったようだけれど、これは主催の竹入さんがメンバーにそれぞれ連絡を入れていたようで、HARA-chanが「竹入くんからメール来た」と。後はAMIさんかな？「俺も」と言う声が聞こえました。
そしてそれからまたまた久々な「システムの外から」と「良かったら歌って下さい」と「SECRET GAME」を！一緒にサビのコーラスを歌えて楽しかった。
アンコール３回目。ステージに出て来てくれた！まずはDEBU-chan。ひとしきりポーズをとったり飛び跳ねたりして...こういうパフォーマンスも久し振りに見たかな？DEBU-chan健在。そしてタオルを落としてドラムのセットの中へ。後から出て来たHARA-chanが拾ってDEBU-chanに渡してました。そして気分が良いからとJOEさんの口から出たのは、次のアルバムに入る曲。新曲だった。ワンマンなので聴けるといいなと思っていただけに嬉しかった。タイトルは「Don't be silly」と聞こえたが、果して正解でしょうか？新曲が終わって、もう１曲やろうかとのJOEさんの言葉にメンバーが集ってミーティング。Are You Happy?とか、レベリアスとか聞こえてくる。しかもかなりはっきり。あれ？と思ったらJOEさんがマイクを持ったままだったので、マイクが声を拾っていた（笑）。で、協議（？）の結果というか何と言うか...JOEさんの「俺が歌いたいんや」の声で「Born To Lose」に決定。HAKUEIさんのシャウトも聞けて、盛り上がりつつ、そしてJOEさんの「ありがとう、気をつけて！風邪ひかないように！」の声でライブが終わった。ステージを降りていくメンバーに、たくさんの拍手と声援。
今回、ふと思ったのだが、メンバー同志のアイコタクトというか、メンバー同志の視線がいつになく良く合うのが見て取れた。HAKUEIさんとAMIさん。HARA-chanとAMIさん。DEBU-chanとHARA-chan...誰かと誰かが視線を合わせて笑顔になって。いいな、こういうの。ライブ中にも関わらず、それがしみじみ嬉しく感じ入ってました。いつもより多く感じたのは、単に時間が長かっただけではないだろう。きっとね。
昨年９月以来のG.D.の東京ワンマンは、G.D.のサービス精神旺盛なところが出た、まさにワンマンショーだった。