8/24（日） 渋谷 La-mama
6月29日のLa-mamaから始まり、全国12ケ所を回ったツアーも、この8月24日のLa-mamaが最終日となる。初日の他は、仙台MACANAのライブに行ったきりだったので、約２ヶ月弱振りのG.D.のライブだ。ツアーファイナル、La-mamaでワンマン。期待は高まるばかりだった。La-mamaはソールドアウトにこそならなかったが、自分と同じように、G.D.を待ちわびる人達でいっぱいだった。
ツアー初日の時のように、ビシっと決めた衣装でメンバーがステージに登場。新曲「Drivin' Boogie」、「戻れない」で幕開け。JOEさんが「たっぷりやります。」等と挨拶をし、「明日のブギー」から３曲、ノリのいい曲が続く。前半、もう十二分に熱くなったところで、楽器をアコースティックへ替え始めた。アコースティックコーナー？すぐに曲が始まるのかと思いきや、JOEさんは話を続ける。一昨日がNEST SALOONでのライブ。昨日はHAKUEIさんの誕生日だった。「もうね、年齢がどうのじゃないですよ。誕生日おめでとうでいいじゃない。ということで、誕生日当日を一日中車の中で過ごしたHAKUEIさんの為に、HAPPY BIRTHDAYをワンコーラス、みんなで歌った。HAKUEIさんはJOEさんに、「聴いてて下さい」と言われ、ステージから客席へ。本当にそのまま客席から聴いていた（笑）。そして、「ありがとう」とHAKUEIさんがステージに戻ってくると、「LONELY GOOD DAYS」と、「思い出の大事な曲を」と「LULA」の２曲を聴かせてくれた。
それからJOEさんがまた舞台に立つと言う事で、その宣伝を少し。今度は塾の先生らしい。と、ここでHARA-chanが「おいおいおい！」と異議を申し立てると、JOEさんは「あり！」と一言。HARA-chanは「ありか」と。会場からも驚きやら、笑いやら。反響が大きかったので、「そんないおかしい？こんな先生がいたっていいじゃないか。」とJOEさん。どんな先生を演じるのか楽しみです。
そしてG.D.メドレー。NEST SALOONのライブで、La-mamaではすごいことをやるらしいと言っていたそうだが、このことだったのだろうか。ツアーファイナルの特別メニュー？以前にも２、３曲繋げたりしたのはあったけれど、ここまでの本格的（？）なメドレーを聴くのは初めてかもしれない。「G.D.もヒッパレー」と岡本さんが命名。サブタイトルはカラオケ風に「レベリアスなナイフでHAPPYかい？」だそうだ。「さて、何曲入っているでしょうか？さ、いってみよう！」とのJOEさんの台詞を合図にメドレーが始まった。「Don't Be Cool Down」で始まり、次から次へと曲が繋がって行く。それが一つの曲であるかのように、違和感なく次の曲へと繋がって行く。思わず息を飲んだ。凄い！そしてメドレーが終わって開口一番、「上手くいってくれました。」とJOEさん。ムリクリくっつけるの大変でしたね、と続けた。来月はまた違ったのをやってくれるそうです。楽しみ楽しみ。そして、9/12の追加公演の話の後、後半は「Party Allnight」から。なんだけど、岡本さんのベースにトラブル発生。岡本さんがJOEさんの視界に入る所に出て来て、しきりに「引き延ばせ」とジェスチャーで（笑）。すると、JOEさん、ここで岡本さんの紹介を。岡本さんは焦った口調で「それどころじゃないっすよ！」と応えていた（笑）。JOEさんが岡本さんの忙しさとタフさ（今回のG.D.のツアーでの四国ライブの翌日、大矢侑史さん（元SHADY DOLLS）の大阪NEST SALOONのライブに参加し、またその翌日にはG.D.の九州のライブに合流。これをタフと言わないで何とするか？！）を話している内にベーストラブル解決。じゃ、最後まで飛ばして行きます、と「Party Allnight」から後半戦が始まった。「Workin' Dreamer」も久し振り？かな？そしてお馴染みの曲が続く。本編ラストは「ロックンロールの自殺者」。思えばこの曲は10年くらい前のアルバムの中の曲なんだけれど、自分の中では全く色褪せていない。ネガティブな心境の時に思い出すとポジティブな方向へと気持ちを持っていってくれる。『だけどなぁ 終わりじゃねぇだろ』（※）と。好きな曲の一つだ。
アンコール１回目は、久しぶりの「HEART BREAKER」そして、最近お馴染みの「CHANGES」を演奏。
アンコール２回目は、これもまた久し振り？「古いお客さんいますか？」とJOEさん。古いって（笑）。そして、かつては聴き慣れた、懐かしいフレーズでもって曲を紹介した。「ブチ殺したいヤツに！」「テロリスト」だった。
アンコール３回目、G.D.はステージに上がってくれた。JOEさんは「イイ感じ」を連発。熱い夏に熱い国の歌を、と「TOO MUCH HOT CITY」を。やっぱり、夏の熱い時に聴くと格別だ。なんて、曲の最中はそんなコトを考える間もなく、ただひたすらリズムを取りメロディーを追う。最後の最後に激しく熱い曲。歌い終わり、JOEさんがステージを降りる。がしかし、演奏はまだまだ続く。激しさもますますヒートアップ。HARA-chanのソロ。他のメンバーも激しく煽る。凄まじささえ感じる。この感じが好きだ。そしてかっこいいと思う。
演奏が終わり、余韻の残る中HAKUEIさんが、岡本さんが、DEBU-chanが、HARA-chanがそれぞれステージを降りて行き、La-mamaの細長い花道を楽屋へと歩いて行った。
延べ３ヶ月に渡り展開されたG.D.FLICKERS復帰ツアーの幕が降り、ああ、G.D.が帰って来たのだと改めて思った。
G.D.FLICKERS IS BACK TOUR
2003/06/29 渋谷 La-mama ONE BAND ONLY
2003/07/05 仙台 MACANA
2003/07/06 秋田 CLUB SWINDLLE
2003/07/10 新潟 Z-1
2003/07/12 富山 CLUB MAIRO
2003/07/18 松山 SALON KITTY
2003/07/20 日田 SCARFACE
2003/07/21 博多 DRUM SON
2003/07/26 京都 磔磔
2003/07/27 名古屋 HEART LAND
2003/08/22 大阪 NEST SALOON ONE BAND ONLY
2003/08/24 渋谷 La-mama ONE BAND ONLY
追加公演
2003/09/06 沖縄 7th HEAVEN
2003/09/12 渋谷 La-mama
全公演サポートベーシスト：岡本雅彦（アンジー）
※「ロックンロールの自殺者」（アルバム『Rock'n Roll Suicide』）より引用。