一周忌MARRY追悼LIVE
06/14（SAT） 新宿LOFT【ALL NIGHT】
C/W G.D.FLICKERS/COLOR+DEN/竹入隆行BANS/ニューロティカ/SPARK SPARKS/TOKYO YANKEES
THE DEAD P☆P STARS/RAPES/test-No./ジョリー・ピックルス/YOUTHQUAKE/KOOL RODZ/PIRANIHA
カッチン+荒山正廣/大矢侑史/岡本雅彦/ハロー...他（順不同、敬称略）
午後５時３０分から始まったこのイベントは、夜を徹して行われた。MARRYさん縁りの人達が多数出演した。言葉や音でMARRYさんへの思いを表現しているようだった。
ロフトのステージ中央の奥、ドラムセットの後方には、大きく引き延ばされたMARRYさんの写真が、まるでステージを後ろから見守るように飾られていた。
まだ、一年しか経ってないのだと、もう一年も経ってしまったのだという相反する気持ちが入り乱れる。ベースのサポートには、前回のツアー同様、岡本雅彦さんが入ってくれた。そして、この日はDEBU-chanの姿はステージには無く、代わりに、以前もサポート・ドラマーとしてツアーに参加してくれたことのあるハローさんがその位置に居た。
G.D.の出番は８時半を回った頃。１曲だったか、２曲だったか演奏した後にJOEさんが、ちょうどこの位の時間でした、と話し出した。そう。事故に遭った時間の事だ。そして、MARRYさんへ黙祷が捧げられ、その後演奏が再開された。
「Party Allnight」で始まり、「もっとやさしく」で終わったG.D.のLIVE。全部で６曲程の演奏だったと思う。（順番も、曲目も実は定かではないのが申し訳ないのだが、メモも取れなかったし、LIVEを見ているだけで精一杯だったので、お許し願いたい。最後に曖昧な記憶ではあるが、覚えている曲を記しておきます）この日演奏された「COME IN TO ME」は、かっこいいロックンロールで、作曲者であるMARRYさんに、写真のMARRYさんに「かっこいい曲だね」と心の中で思わず語りかける。生前のMARRYさんはよく、ロックンロールは難しいと言っいたそうだ。そう言えばNEST SALOONでのライブの時、G.D.の曲を覚えるの大変だって、いっぱいいっぱいだって言っていたっけ。苦笑いしながら。
たくさんのバンドがこのイベントに参加した。たくさんの人達がこのイベントに集った。MARRYさんを知っている人も、知らない人も。もちろん、来たくても来られなかった人はとても大勢いるのだろう。たくさんの言葉が、音が、思いがMARRYさんへ向かって放たれたことだろう。音楽の話はあまりしなかったとか、野球の話で盛り上がったとか、各人の思い出等もMCで話してくれたり。最後のCOLORの時は、お客さんばかりか、出演者がステージ前に集って、COLORを盛大に盛り上げていた。そしてCOLORはアンコールにも応えてくれた。
今回のイベントで初めてMARRYさんを知った人もいると思う。出演者の方々も言っていたことだが、それでも良いと思う。MARRYさんというロックンローラーがいたことを知ってくれれば、そして、覚えていてくれれば。こんなにたくさんの人達に思われていた、かっこいいロックンローラーがいたということが記憶に残れば。「ニコニコで行きましょう」とカッチンさんが言った。「MARRYもきっとニコニコやから」と。このイベントを見て、MARRYさんがニコニコでいてくれれば嬉しいと思う。これからもお互いニコニコで。
故人を思う度に、故人の元で蓮の花が１つ咲くと言う。蓮の花は水面でその花を開く時に「ぽんっ」と音をたてると聞いた。さぞたくさんの蓮の花がMARRYさんの元で花開いたことだろう。「ぽんっ」という音と共に。ならば、この日はMARRYさんのいるところもロフトに負けず劣らず賑やかだったのではないだろうか。
イベントが終わって、ぼんやりとした頭でそんなことを考えた。
＊Party Allnight
＊BAD IS FUN
＊COME IN TO ME
＊西新宿で
＊戻れない
＊もっとやさしく
【サポートミュージシャン Bass:岡本雅彦さん Drums:ハローさん】
※曖昧な記憶によるため、かなり不正確であると思われます。どうぞご容赦下さい。