いつものSEの中、メンバーが登場。みんなステージ前方に１列に並び、「G.D.FLICKERSです。ようこそ！」とJOEさん。そしてMARRYの為に黙祷を捧げたいのでゴングを１０カウントを鳴らすので協力して下さいと続けた。
--- ゴング １０カウント ---
ありがとう、とJOEさん。それから、このツアーをサポートベーシストとして同行してくれたアンジーの岡本雅彦さんを紹介し、この日はツアーファイナルということでピアノ、THE HUNDREDSからTAKACHIKAさんを紹介。
あんまりこういうことは言わないんだけど、と前置きし、「今度のアルバムは割と良い出来だと思います。かっこいいです。ぜひぜひ聴いて欲しいです。」とJOEさん。「新しいアルバムから」と「Party Allnight」が始まった。
「いいぜぇ！鹿鳴館！」とJOEさん。今回のＭＣは言葉少なめ。でもその分気持ちが凝縮されてるように感じる。「このツアーは本当に色々な人に助けられて来ました。」と謝辞。そして「我がままな友達」（JOEさん談）のリクエストに応えて、久しぶりに「STOP OR TRY」を。
「ありがとう。」「あたたかいお客さんで、何だか良いライブになりそうやな」とJOEさん。「ここでびっくりする曲、やりますわ。」と、今度は岡本さんのリクエストで、本当にびっくりする曲。「上手く行くんですかね？」とJOEさんが言って始まった曲は「Brand New Corvette」だった。イントロが始まって...何年ぶりだろうと思いながらも口ずさめることにまたびっくりした。そして再度、TAKACHIKAさん登場で「枯れた桜の木の下から」。
「楽しんでますか？」とのJOEさんの声に歓声が上がる。そして「長いことやってきて良かった気がします。ありがとう！」と笑顔で続けられた。こちらの方こそ、長いことやってきてくれて「ありがとう」だ。ライブで色々なこと学ばせてもらった。そして何よりもかっこいいロックンロールを聴かせてくれた。って、まだまだ終わるわけじゃないけれど。
「誰でも知っている曲。新しいアルバムに入ってます。」とカバーを２曲。そのままラストまで一気に突っ走った。
ラスト。手を振りながらステージを後にするメンバー達。その後ろ姿に惜しみ無い声援が贈られる。そしてそれはそのままアンコールの声へと変わって行った。幕はまだ下りない。
やがてアンコールの声援が続く中、メンバー達がステージへと戻ってきた。
「『明日のブギー』ってやつを。」とJOEさん。２曲演奏してステージを下りるメンバー達。そしてまたアンコールの声が掛かる。幕はまだ下りない。拍手が鳴り響く。
ステージに再度登場。
「TOKYO YANKEESやらジョリーピックルスやらSPARK SPARKS、そしてCHARISMA。色んな人に助けてもらって本当に感謝します。」「俺の方から君等に拍手します。」と言いながらJOEさんが拍手をする。客席のファンも一緒に拍手を贈る。そして「色んな街で良いお客さんがいて、本当にまわってきて良かったと思います」と続け、「きっとMARRYも喜んでくれてると思います。」とも。このツアーにはMARRYさんのベースを一緒に連れて行ったそうだ。今回の鹿鳴館のステージにも最初からベースが置かれ、後方の壁には遺影が飾られていた。
「MARRYに大きな拍手を！」
「ありがとう！バイバイ！」
まだ幕は下りない。アンコールの声も拍手も鳴り止まない。そしてメンバーがステージへ。
「ありがとう！いいぜ！」言葉少なだが、でも気持ちは充分に伝わってくる一言。ありがとう。こちらの気持ちも伝わってくれるといいけれど。
「もうちょっとギリギリまで。」と２曲。
「ありがとう！バイバイ！」
メンバーが笑顔でステージを下りて行き、空っぽのステージに「トラベリンバンド ll」が流れた。
曲が終わり、幕が下りる。そして客電がつきニューロティカの「いちかばちかのJOEANNY」が会場に流れた。