21日の徳島でのライブを終えて大阪入り。約３ヶ月振りのNEST SALOONは、JOEさんの「久しぶり！」の声とともに『誰も何もしちゃくれないぜ』で幕を開けた。
最初のMCでは前日までいた徳島の話を少しした後（山頂でNEW ROTE'KA、CHARISMAと酒盛りをしたそうだ）、『風向きは変わる〜I'll take a chance〜』。次曲『WAR』の「WE'RE THE BREWS、WE'RE THE BAD BOYS...」のところは自然と力が入る。思わず拳を握っている自分がいる。そして続くは『地下室の伝言（DEAD・TIME・BLUES）』で、これまた力が入る。で、『MONKEY-TRICKS』でちょっと気分が変わってと、中々忙しいのだ（笑）。特にラストへ向けてだんだんとテンポが上がっていくので、気分は変わるが休む暇はもちろんない。この時点で結構汗をかく。
２回目のMCではJOEさんの言葉を勘違いしてちょっと言葉が出なかった。「えー！？」さえも出ませんでした（笑）。だって、「最後のワンマンですわ」って...。その前の「まだ１１月だけど」という言葉を思い出せばそんなことはなかったんだけど。一瞬、大阪ワンマンは今回が最後かと思っちまいました。すみません。「大阪では今年最後」ということやったんやね。
次の２曲はLa-mamaやCLUB Queでもやったコーナーから。『RELATION』と『LULA』。ともにオリジナルにアレンジが施されていてカッコよかった。『RELATION』では、間奏中に軽快なリズムに乗ってのメンバー紹介も。『LULA』のイントロは聴く度にいつも切ないようなそんな気持ちになる。少しだけどね。
そして。関西びいきのG.D.。関西でこれからもなるべく唄おうと思っている曲ということで『古きドリアン・グレイに』。すごく若い頃のことを思い出してつくった唄なので、ちょっと恥ずかしいとのこと。今日の１曲目も「何で教室やねん！」「いつの話しやねん！」と自らに突っ込みをいれる勢いだったとか（笑）。でも、唄っている本人はその頃の気持ちで唄っているので、「みんなも若返ればええねん」とのことです（笑）。続けて、「お前らも結構（年令が）いってると思う」とJOEさん。まあね。一緒に年重ねてますからね。するとHARA-chanがすかさず注意。「失敬だね、本当に」すると、JOEさんは失礼と言いながら、「お客さま方も結構いってらっしゃると思うんですが」って。言い方丁寧にしただけで、言ってる内容は失敬なままじゃないか！（笑）
で、『古きドリアン・グレイに』『Don't Be Cool Down』と２曲。それからJOEさんの紹介を受けてHAKUEIさんが唄う。HAKUEIさんコール炸裂！最近は中央で唄う事にも慣れてきたのか、堂々たる唄いっぷり。カッコよさの度合いは右肩上がり。そしてJOEさんが戻ってきて『ROSEY DOOL』。考えてみるとこの曲はビクターからのファーストアルバム収録だった。それが時間を感じさせないっていうのは凄いと思う。『SECRET GAME』ではJOEさんがちょっと唄ってみますかとフロアにマイクを向けてくれたが、出だしがよくわからなかった為か、声が聞こえなかった。するとHARA-chanが「もうええわ、唄わんで！」と。「ホンマらで」とJOEさん。「恥ずかしがらないで」「参加することに意義があるので」そして歌詞を作詞者のHARA-chanに確認しながらレクチャーし始める。「簡単な英語やで！」「みんなは中学出てると思います。だからわかるはずです。」等等のご指導の元に再度挑戦。でもまだ声が小さかったらしく「ちゃんと中学出てますか？」と聞かれる場面も。でも最後は大合唱の内に終了。そして、曲中さんざん（？）HARA-chanのことを言っていたJOEさんがフォローを入れる。でも、フォローになっていたのかどうか...凹まないでね、HARA-chan！その後、JOEさんが「工業高校出身のHAKUEIです」とHAKUEIさんを紹介。するとHAKUEIさん、「ちゃんと卒業しました」とおっしゃいました（笑）。そしてHARA-chanに「感じ悪いな」と言われる場面も（笑）。そこでJOEさんが「ええねん、勉強なんか」とフォロー（？）を入れる。すると視界に小さな子が入ったらしく、「でも、君たちはしとけよ。これからな、小さい子はせなあかんよ」と。ちなみにJOEさんはガリ勉だったそうです。「眼鏡かけてね」と。で、なかなか良い感じになったところで『BAD IS FUN』。ここから最後まで自分の中ですっごい盛り上がって、拳振り上げるは、シャッター切りまくるは、それはもう大忙しで大変でした。フィルムも取り替えなあかんしね。『もっとやさしく』で本編終了して、それからアンコール。
まずは次回のNESTの日程の発表。来年の２月９日とのこと。そして曲はまずはキャロルのカバーを２曲。その後JOEさんがおもむろに「次は何をやりましょう？」と。どうやらリクエストを聞いてくれるらしい。とたんにお客さんが個々にタイトルを言い出す。「BORN TO LOSE！」「GIVE ME MONEY！」等等。そんな中で「CHANGES！」の声が！するとHAKUEIさんが「無茶言うな！」と（笑）。続いてHARA-chanも「無理でーす！」JOEさんは...苦笑いでした（笑）。他にも「トラベリンバンド」等、出て来る出て来る。結局、「今回は都合により、CHANGES とDAISEYは２月９日にまわします」ということで、今回は『BORN TO LOSE』と『A Rebellious Hero』に決まった。
アンコール２回目は渋い曲ということで『枯れた桜の木の下から』。唄はもちろんだが、この間奏にJOEさんが吹くブルースハープが好き。短いフレーズではあるけれど。
ラストはあまり聴けない『Second Stage』だった。そうそう、その前に。次回のNESTでのリクエストにまだ何かあるなら今の内にということで、再度募ると「AGAINST THE WIND！」との声が。「じゃあ、その３曲、練習しておきます」とJOEさん。リクエストを聞いてもらえた人の嬉しそうな笑顔が忘れられない。しかし。これでまた来年のNEST SALOONでの楽しみが増えてしまった。そしてかっこいい曲をということで『Second Stage』。もちろん、みんなかっこいい曲ばかりだけれど。
この曲を初めて聴いた時の嬉しかった気持ちを思い出した。そして今回この唄の最後に「THANK YOU！」と叫んだJOEさんの力強い声が耳に残った。