9/9（日） 新宿Loft
+++ 出演者（順不同）+++
仲野茂（ANARCHY）/ 稲田錠（G.D.FLICKERS）
PANTA / カルメン・マキ / 井上篤（NEW ROTE'KA）/ JILL(PERSONS) / YOSU-KO(COBRA)
花田裕之 / 三宅伸治 / 藤沼伸一（ANARCHY）/ 榊原秀樹 / 下山淳
NAOKI（COBRA）/ 寺岡信芳（ANARCHY）/ 渡邉貢(PERSONS) / 岡本雅彦 / 高橋まこと
キース（ARB）/ 池畑潤二 / DEBU（G.D.FLICKERS）/ 大矢郁史（flamingo classics）/ 竹入隆行（CHARISMA）
Keicot（No Stars Innovations）/ 佐藤博英（G.D.FLICKERS） / NORI（TOKYO YANKEES）
ハロー(ex.マカロニ) / ITOTAN（ジョリーピックルス）
復活第２弾の「THE COVER」です。今回は前回以上に出演者の平均年令が上がっているのではないかと...私から見れば、ロック界の大御所ばかりを、
よくもまあこんなに集めたなと、プロデューサーの御尽力にただただ平伏すばかりばかり。
で、今回のトップはなんとスイカマン！いや、NEW ROTE'KAのあっちゃんこと井上篤 さんでした。あっちゃんがスイカマンで登場し、
ドギモを抜かれました。きっと他の方々もそうだったでしょう。前回のように、開催の挨拶のようなものがあり、またJOEさんが最初かな？
と私は思っていました。ところが、ところが。スイカマンです。してやられました。それでARBを唄うし～。それから、一度下がって衣装替
え（いつものピエロ）をして再登場。あっという間でした。ただただ呆然。後にはただ、してやられたという爽快感が（笑）残りました。
今回はユニットが変わる毎に転換が入ったので、その間はゆっくりとラウンジで涼んだり、飲んだりしてました。で、モニターで始まりが
分かるとまたステージのあるフロアに戻るという、かなり慌ただしく（笑）過ごしてました。なんだ、前回と同じじゃないですか。
２番手はYOSU-KO率いるユニット。これがまた、全曲THE CLASHでカッコ良かったです。迫力満点。「LONDON CALLING」最高！思わ
ず前方へ向かって行きました。っていうか、身体が勝手に、ね。そういえば、あんなに近くでPERSONSの貢さんを見たのは初めてかもしれ
ない。で、相変わらず池畑さんのドラムを叩く姿に見とれてるし...
３番手は御大、仲野茂さん率いるユニット。こんなに早く見れちゃっていいのか？！１曲目は「PAINT IT BLACK」で、この訳詞は茂さん
でしょうか？日本語訳詞で唄ってました。ドラムはキース。前回の「THE COVER」を見に来ている姿を見つけて、出てくれればいいのに～
と思っていたので今回の出演は嬉しいですね～。しゃべっている茂さんもおもしろくて好きだけど、やはり唄っている姿は最高です。かっこ
いい！C.C.Rは少し前のアコースティックライブで他の曲を聴いたけれど、ジャンルに捕われずに色々聴くんだな～と実感。今回は聴けなかっ
たけど、茂さんの唄う「雨を見たかい」は絶品です。
怒濤のステージの次はJILLさんのユニット。PERSONS自体、あまりライブって見た事ないので、どんな音楽が好きなのか全くわからず。な
ので、ツェッペリンを唄ったのには正直驚きました。おお、そうか～、好きなんだぁ～と言う感じ（笑）。着ていた衣装も、なんとなく懐かし
い感じ。
さてさて。待ちに待ったJOEさん率いるユニットの登場です。これがまた、すごい盛り上がりでした。はい。決してG.D.ファンの欲目ではなく
て。JOEさんが撰んだのは自らが「九州シリーズ」と名付けた４曲。「セルナンバー８」はめっちゃかっこええ！バトルロッカーズ、サンハウ
ス、A.R.Bでした。G.D.で唄っている時とはまた違った表情を見る事が出来て、嬉しいもんですねぇ。ルーツを辿って行きたい～。
次もまた楽しみにしていたユニット。カルメン・マキさん登場！私は寺山修二が好きなので、お名前だけは存じ上げていたのですが、まだ生の
声を聴いたことがなくて、それはもう、わくわく、どきどきしていました。知っているのは「時には母のない子のように」だけだったんですけど
ね。もちろん、その唄の印象とはかけはなれた、でも素晴らしい、そして、私好みの声でした。迫力のある声って大好きです。またね、「MOVE
OVER」が良くお似合い。って、変な言い方だけど。でも本当。この時、来て良かったとしみじみ思いました。
次は、花田裕之さんが１曲唄って後はギターパートに専念し、花田さんのギターとPANTAさんが唄うという組み合わせ。PANTAさんの唄も久
々に聴きました。このあたりになると、ちょっとほろ酔い加減でいい気分になっていたので、訳がわかりません。たぶん、前の方にいたんでしょ
う（笑）きっと。
で、PANTAさんのユニットで、花田さんが抜けて茂さんが参加。PANTAさんと茂さんの二人でPANTAさんの「夜明けまで離さない」を熱唱。
本当にあっという間でした。キャーキャー言ってて終わってしまったって感じです。
ただ、これで終わりなのかとしばし戸惑っていたところ、JOEさんが登場し、アンコールの仕方を指導。「これでわかったやろ（笑）」と言いな
がら退場。再度アンコールをして再登場。アンコール１回目。ボーカルはあっちゃんとJILLさんとJOEさん。ギターは藤沼さんと榊原さん。ベース
は貢さん、ドラムはキース、といったメンバーで「LOFT２３時」を唄ってくれました。１曲って、本当に短い。あっという間やもん。で、アンコー
ル２回目 は今度はボーカルに茂さん、PANTAさん、カルメン・マキさん、YOSU-KOさん、そして稲田錠さん。ギターは下山淳さん、NAOKIさん。
ベースは寺岡さん、ドラムは池畑さん。これもまた豪華なメンツです。二度と聴けないかもしれない曲は「Knockin' on Heaven's Door」でした。
前回の「オヤジ組」のアンコールでも唄われましたが、やはり唄う人が違うとまた趣も自ずと違ってくるものですねぇ～。ボーカルさんがそれぞれ
ワンコーラスずつ唄っていくのですが、その合間を縫って入る、JOEさんのバッキング・コーラス、ツボです。いい具合に入ってきました。
このアンコールの２曲取っても贅沢の極みなのに、今回はまだまだあったんです。本編終了後にサブステージが解放され（それまでは出演者控え
室だった）、行くとそこにはアコースティックギターをつま弾く花田裕之さんが！続々とメインのステージからお客さんがやってきて、その小さな
スペースでは収まり切れない程に！JOEさんや花田さんの号令の元、ちょっとずつ場所を詰めて行くその様は、まるで学校の集会の様でした。
花田さんが数曲１人で弾き語り、残り２曲は前回出演のNo Stars InnovationsのKeicotさんを迎えてPATTI SMITHとBOB DYLANを。「BLOWI
N' IN THE WIND」は良かった～。思わず一緒に口ずさんでしまいました。楽しかったです。
ボーナスステージはまだまだ続きます。次はやはり前回出演の大矢郁史さん。ギターにHAKUEIさん（G.D.FLICKERS）とベースに岡本雅彦さん、
ドラムにハローさんというユニット。これって、もしかして飲み仲間ですか？しかし、ボーナスステージに関しては、出演者も当日までほぼ秘密だっ
たので驚かれた方もたくさんいらっしゃったと思います。ここでもやはり、来て良かった～と胸をなで下ろしたのでした。郁史さんははっぴぃえんど
を２曲、そしてC.C.Rの「雨を見たかい」の３曲でした。この日（？）は岡本さんのお誕生日だったらしく、さかんに「おめでとう」を連発。会場にい
るみんなで「HAPPY BIRTHDAY」も唄いました。
まだまだ続きます（笑）。この時点で１０時はとうに回っています。長いです。
これもまた驚きのユニット。CHARISMAの竹入隆行さんをボーカルに、ギターはTOKYO YANKEESのNORIさん。ベースはジョリーピックルスのITO
TANさん。ドラムはキース！この時に発せられた竹入さんの一言は忘れられません。満面の笑顔で「だってキースとやりたかってん」。場内に和やかな
空気が流れました。きっと、その気持ちが良くわかったんだろうなぁ。曲はTHE STREET BEATSとRED WARRIOUS。やはり同じ年代だけあって聴い
ていた音楽はかぶってます。こういうところでまた親近感が湧くんですね。RED'S、そう言えば西武球場まで数時間かけてライブに行きました。そして�
A竹入さんの唄う「GUERRILLA」を聴いている私の後方にはダイヤモンド☆ユカイくんが。不思議な感じです。そうそう。不思議な感じと言えば...NO
RIさんのギターのアルペジオ。これもなかなか聴けないです。貴重、貴重。
そして、まだまだ続く！時折、JOEさんが「まだまだやるよ！」「帰んないでね！」と叫ぶ声も聴こえました。
今度は三宅伸治さんの登場。この方の声も、聴けば聴く程好きになっていくなぁ...今さらなんですが。ここではDEBU-chanが参加。岡本さんと花田
さんも再登場。花田さん、この日はギター弾きっぱなしじゃないでしょうか？
そして、最後の最後。本当に最後の１曲は「春のからっ風」。ボーカルに茂さんとJOEさんが加わって三宅伸治さんと３人で唄いました。もうね、開
放感溢れるとでもいいましょうか、忘れられない笑顔です。肩なんか組んじゃって、羨ましい限りです。その一体感。
終了はだいたい１１時くらい。この頃になると、どうしても今出ないと帰れないというお客さんも少なくなかった。それでも、最後まで本当に楽しく
和やかに時間を過ごせました。酒盛りがあちこちで始まった中、もう帰らねばならない私はかなり後ろ髪を引かれながら夜はこれからのLOFTを後にし
たのでした。
※当日のMEMBER LIST & SET LISTは、アナーキーオフィシャルHP『ANARCHY Bac@teria』の「THE COVER」のコンテンツにて公開されて
います。
「THE COVER」とは何ぞや？と言う方も、どうぞご覧下さい。
『ANARCHY Bac@teria』のURLは...HTTP://homepage1.nifty.com/go_anarchy/