約３ヶ月振りの大阪NEST SALOON、ワンマンライブである。予定の時刻より約１５分程押しての始まり。JOEさんの第一声は『ウォー！やるぞー！！！』でした。
今回の出で立ちとしては、JOEさんが最近マイブームなのか、あゆ風のサングラスに黒の革ジャン。HARA-chanは赤いＴシャツ。MARRYさんはカリスマＴシャツ。HAKUEIさんとDEBU-chanはそれぞれブルーとピンクのHELL KILLY。
３曲続けて演奏した後には、まずはごあいさつ代わりのMC。『関西びいきのG.D.FLICKERSです』『ロックンロールをやりに来ました』等など。そして、JOEさんの『メチャメチャかっこいいベースを紹介します。MARRY！』という声を合図に、MARRYさんのベースソロから始まった『LET'S GO CRAZY』。そしてまた３曲やって２回目のMCタイムへ。最初からもう掛け合い漫才のよう。JOEさんとHARA-chan。
J『何か調子いいです。何か楽しい。何でやろ？』
H『寝てないからじゃないかな？』
J『ナチュラル？（笑）』
とか、
J『忙しいんだけど、寝ればいいのに飲んでます。』
H『寝ろよ』
雰囲気を伝え切れない自分の文章能力が恨めしいです。
ワンマンなので、普段やらない曲もやります、と言った後にJOEさんが『ロックンロールをやりに来たんだけど、ちょっと骨休め』と言ったもんだから、またまたHARA-chan突っ込みが入る。
『骨休めって』とHARA-chan。JOEさん、ちょっと違うと気付いたようで『温泉やないんやから』と自ら突っ込み、もう一声。『箸休め...ひと休み、普通にひと休み！』
HARA-chan『箸休めて、アンタ...』楽しかったです（笑）。
その後、『ドリンクタイム！』と言って、話題をバーカウンターの後ろのライトアップされたボトル棚へ。『ライトアップされているボトルがかっこいいね。』とJOEさん。『ああ』とHARA-chanは気のない返事。『そんな気のない合いの手いれなくても...』とJOEさん淋し気。で、HARA-chanは『呑みたいわぁ』 。なんか実感がこもってそうだったんですが（笑）。ま、そんなこんなでまたJOEさんが、カウンターでお酒飲んでてもいいです。ここ（ステージ前のフロア）にいなくても。あんまり一生懸命聴くと悲しくなってしまう曲なので、と話し出す。『ええ曲やけどね』と言って始まったのは『裏切リニ包マレテ』。そして続けて『古きドリアン・グレイに』。なんか、大阪ならではって感じ。正直、うらやましいです。
そして３回目のMCが始まる。『これからはノリノリです。これからはR＆Rです。型じゃありません。自由に、好きに...』とここで一瞬言葉を止めて、『どうなのかなぁ』って。すみません。盛り上がり遅れました？許して（笑）『しゃあないな。R＆Rシリーズ、これからバンバン行きますから。俺の力じゃ力不足なので、HAKUEIが歌います』で、HAKUEIさんがステージ中央のマイクスタンド前にスタンバイすると、フロアからHAKUEIさんに声援が飛んだ。するとHAKUEIさん、照れたのか、ちょっと笑いながら『一番、歌います』。
そしてR＆Rシリーズが始まった。で、３曲演奏して４回目のMC。『夢のナイフで』が終わってDEBU-chanコール。『メチャメチャ太ってるやろ！DEBU！』それまでは『メチャメチャかっこいい』ギターにベースだったのに...JOEさんいはく、『一人だけ出て来るところがなかったので』『それぞれの個性が』で、『笑うとこちゃうから。うぉーって盛り上がるところ』とダメ出しをされ、やり直すことに（笑）。ではもう一度。『メチャメチャ太ってるやろ！DEBU！』『うぉー！！！』でも、その後、JOEさんは笑ってた。そして、次のライブ告知。5/21、BIG CAT。『CHARISMAという、最近、ここ数年ものすごく仲の良い、ガラの悪いバンドがいるんですけど、４周年だそうで、そこに出ます』とJOEさん。ここでしばらくBIG CAT の話に。足が長く見えるから好きだとか。そういうこと。で、5/21のチケットを売るという話から、流れは物販のことへ。とうとう大阪上陸です。HELL KILLY。あくまでもオリジナルデザインだと言い切るJOEさん。一生懸命違いを説明する姿は心を打たれます（嘘）。素敵です。で、サイズ等の説明を終えた後に、JOEさんが一言。『大阪で言う、サザエボンみたいなもん』非常にわかりやすい例えでした。そして、非常に好評なので追加生産が間に合わず、大阪限定で黒を製作。限定１０着。すぐに売り切れたところを見ると、あながち誇張ではなかったようで...。貴重です。きっと。
ひとしきり、物販の説明が終わってほっとしたのか、JOEさん、我にかえり...『ライブをやりに来たので、ライブをやりたくてバンドを組みました。...決してKILLYちゃんを売りに来たわけではありません。そこは誤解のないように。（笑）喋り過ぎました。』『すみません。またR＆Rをやります。LOVE SONGを！』
ここからはもうラストまでMCタイムなしのR＆R SHOW。最後の『BORN TO LOSE』なんて、左手を突き上げ、右手にカメラ。それはもう大忙し。右腕は筋肉痛になりました（笑）。カメラ重いから。
最高に盛り上がって終了。なんだけど、まだまだ聴きたい。ワンマンだし。最後尾のHAKUEIさんがステージを降りるのさえ待てずに、アンコールの声と拍手。汗を拭き取る暇もなく、メンバーがステージに戻って来る。アンコール１曲目は『風向きは変わる』。メンバーの友人がステージに上がって、踊ったり、コーラスつけたり、楽しかった。『風向きは変わるよね』って。
そしてアンコール２回目は、まずは5/21のBIG CAT の告知と、次回のNEST SALOONの日程。７月末にJOEさんが舞台に立つので、６月後半から７月末まではG.D.FLICKERSはひと休み。で、NEST は8/12にワンマン決定。またNEST へ来てからブッキングしたそうです。JOEさんいはく、『インターネットより先に』。思わず、当たり前やと心の中で突っ込んでしまいました。そして、『R＆R、行くでー！』と、『DO YOU LOVE ME?』を熱唱。この曲の"DO YOU LOVE ME?"と唄うところでJOEさんが自分のことを指差し確認（？）。そんなん当たり前。隣の兄ちゃんも『ウォー！』って応えてた。愛されてるよ。
ここまでもかなり熱く盛り上がっていて、疲労度上昇中。でもまだまだ聴きたいので再度アンコール。
3回目のアンコール。出て来てくれました。嬉しいです。そして、そして。まだあったの、隠し玉？って感じで『練習中の曲』を披露してくれました。オリジナルじゃなく、カヴァーだったけれど、最高に盛り上がった。『ろくでなし』。曲もそうだけど、歌詞もちょっとアレンジしてあるのかな？曲前に、JOEさんがメンバーを見回して、『大丈夫？』って聞いていたのと、終わってから『良かった』とほっとしているのがなんともかんとも。緊張するもんなんですね。
で、これで本当に最後の最後。『A Rebellious Hero』。それはもう、飛びました。だって、飛ぶしかないでしょう？こんなに楽しければ。ええ、飛びましたとも。シャッターも切りましたとも！そうせずにはいられなかったので。
ボロボロになって、ライブは終了。お疲れ様でした。喉はもう、カラカラで、酒がおいしかったです。
最初から最後まで楽しかったのは言うまでもないけど、言ってしまおう。楽しかった。東京では聴けない曲と、練習中の曲、聴けたのも嬉しかった。でもなんと言っても、今回のライブで印象深いのは、ことあるごとにJOEさんが『メチャメチャいい』ベース、ギター、ドラムを紹介したこと。ライブ中、こんなにいい仲間とやってるんだぜ、楽しいぜ、って言われているような気がした。もっともっと言って下さい。自慢して下さい。いくらでも聞きます。聞きたいです。
『ろくでなし』じゃないけど、♪なんて、イカした言い方
メチャメチャかっこいいR＆Rバンドです。